1.         　　　　　　　　　　　    礼拝のご案内

      ４月７日(日)　１０：３０～　  

説教題　「復活は信仰の源泉」 （ヨハネによる福音書２０章１９－３１節）
　キリスト教の誕生は、主イエスの愛の教えや実践ではなく、主イエス御自身の復活の知らせによるものでした。でも、死者の中からの復活という、にわかに信じがたい出来事が存立の土台であるとは、何とも危ういものに映ります。確かに、そこには恐れや疑いがありました。けれども、そのただ中から、信仰が生まれています。

      ４月１４日(日)　１０：３０～　  

説教題　「主は生きておられる」 （ルカによる福音書２４章３６－４８節）

　 キリストの復活を証言する最もふさわしい表現は、「主は生きておられる」です。世の中では、人が亡くなると、「彼は天国にいる」とか「彼女は心に生きている」と言われます。しかし、今も生きておられる主は、私たちに働きかけ、平和を告げ、私たちを新しい人に造り変えます。その事実が、現代でもキリスト者を生んでいます。

     ４月２１日(日)　１０：３０～　   

説教題　「死を支配する権威」 （ヨハネによる福音書１０章１１—１８節）

　 主イエスは、「わたしは良い羊飼いである」と言われます。その意味は、良い羊飼いの中の一人ということではなく、他のどんな羊飼いとも異なる特別な存在であるということです。この羊飼いは、「わたしは命を捨てることもでき、それを再び受けることもできる」と言います。誰も強制することのできないその死は、命を与えます。

     ４月２８日(日)　１０：３０～　   

説教題　「誰とつながるか」 （ヨハネによる福音書１５章１－８節）

　 先になった実は、その枝が幹とつながっており、さらには幹をとおして根とつながっていることを示すものです。幹を離れれば枝は枯れてしまいますし、たとえつながっているとしても、そこに 命が通っていなければ、枝は 実を結ぶこと はありません。これは、自然界だけのことではなく、人生の真理でもあるのです。

 　　　　 感染防止対策を実施の上、会堂での礼拝を行っています。

                 教会は初めてという方も歓迎いたします

     自分には悲観し

          自分の救いには楽観する

　 私（あなた）と私（あなた）を取り巻く今の状況は、私（あなた）自身がもたらしたものです。もしそこから抜け出したいのなら、私（あなた）はもっと努力しなければなりません」。いつの頃からか、そうしたことがさまざまな仕方で語られ、今では動かし難い正しいこととして考えられるようになっています。多くの人たちは、どこかで息苦しさを感じつつも、そのような物差しで自分と他人を見るように促されている感じがします。加えて、この国の社会全体が、今後、貧しくなっていくと言われます。そこで危惧するのは、この事態に対処するため、これまでの社会のあり方を変える議論に進むのではなく、むしろ、これまで以上に、個々の人間の結果責任が当然のように強調されないだろうかということです。

      これに対し聖書は、人からの尊敬を買うために、さらには、自分で自分を受容できるために、自分の価値を測り、これを保証していくあり方を放棄するように呼びかけます。「それはあなたにとって役に立たず、あなたはそれを成し遂げることはできない。むしろ、あなたは、自分自身に関心が寄せられ、既に自分が受け容れられていることを喜びなさい」。

　「自己責任」も「自己啓発」も、そこで焦点となるのは、自分がしたこと・しなかったこと、自分にできること・できないことであって、この自分自身ではありません。しかし、私たちの業績でもなく、私たちの正しさでもなく、私たち自身が愛されていると、聖書は告げています。そこに何の資格も条件もありません。だから、私たちは、自分には悲観し、自分の救いには楽観することができるのです。             (牧師 藤井和弘)